学舎の大改築(昭和後期)
新学舎完成にともない、収容定員は100名に達し、顕著な充実ぶりを果たした。その後約15年を経過し、建物をはじめ諸設備の損耗老朽化が著しく、その修繕補修は緊急を要する事態となった。そのため昭和53年6月30日開催の理事会・評議委員会において、
- 小委員会を設け、具体策を早急に計画立案する
- 相当額の工事予算を要するため、知事および議会に陳情を行う
(工事費補助=3,000万円 経常費補助=年200万円)
福井市長に工事費補助1,000万円を要求し陳情を行う
ことなどにより計画の推進を承認した。
さらに昭和55年1月17日開催の臨時理事会・評議員会において、学舎の改装計画を次の通り実施することを議決した。
- 1.工事概要
- 従来の4人部屋2人部屋制を廃し、個室42室・2人室11室の定員64名とする。
- 建物内部の全面的修繕補修
- 厨房・給食衛生・給排水・防火等設備の更新
- 敷地・構内の環境整備(テニスコート新設)等
- 2.資金調達計画
- 建物改装・設備更新・環境整備等の工事費総額 4,500万円
- 県費補助金 1,800万円
- 福井市補助金 1,000万円
- 借入金 1,700万円
- 3.福井県知事の改築承認および都教委の借入金担保提供の承認見込について
以上手続きを進め、昭和55年1月28日に中川平太夫福井県知事、昭和55年2月20日に都教委の承認がなされ、昭和55年2月1日着工し、同年3月31日工事終了をみる。